共働きで保育園に預けるのはかわいそう?保育園のメリット・デメリット

共働きで保育園に預けるのはかわいそう?保育園のメリット・デメリット 育児

 「保育園に早くから預けるのはかわいそう」

 「長時間預けるのは子供の発育によくない」

 等々、共働きを継続するならば保育園に預けるしか選択肢がないのに、保育園に預けるよりも自宅保育の方が良いという意見をたまに見かけます。

 こんな意見を見ると預けることをためらってしまいますが、と共働きを継続するのなら早めに預けることをお勧めします。(我が家は5カ月から預けました。)

 そこで今回は、保育園と自宅保育のメリットデメリットをまとめました。

保育園のメリット

 保育園に通わせるメリットとしては下記のようなものがあります。

働く時間が確保できる

 保育園に子供を通わせる目的は”働く時間を確保すること”です。

 保育園では保育標準時間が定められており、親が月に120時間以上労働している場合には、最大で11時間まで預けることが出来ます

 一般的には1日の勤務時間は9時間(労働8時間+休憩1時間)ですので、通勤時間が片道1時間以内であればフルタイムで働いていても送り迎えが可能です。

 通勤時間が片道1時間以上かかる場合や残業がある場合には、延長保育を活用すれば1~2時間程度延長して預けることが出来るので、フルタイム労働を継続できるかもしれません。

 しかし、0歳児クラスでは延長保育が認められていない場合もあります

復帰後の働き方については、保育園に保育時間を確認してから決めることをお勧めします。

子供の成長が早い

 保育園はほかの子供と集団で生活するため、ほかの子供の行動をまねして色々なことの覚えが早いといわれています。

 また、保育園の先生も遊びを通じて色々なことを教えてくれるため、スプーンやコップをうまく使えるようになったり、トイレ、洋服の着替え等が早くできるようになるといった声もあります。

保育園のデメリット

 では、保育園に通うことのデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

子供と触れ合える時間が減る

 一番大きいのが子供と触れ合える時間が減ることではないでしょうか。

 こちらの記事でも紹介していますが、子供と一緒に過ごせる時間は約7年6カ月とされていますが、そのうち3歳までの時間が18%を占めています。

子供と過ごせる時間はどのくらい?短い時間を大切に過ごそう
子供と過ごせる時間は長くて7年6カ月と思っているよりも短いです。家族のために仕事を頑張ってお金を稼ぐことは大切ですが、家族と過ごせる時間は今しかありません。一緒に過ごせる時間が短いということを常に頭に入れて、無駄な時間を過ごすことなく、今を大切にしましょう。

 子供と触れ合える時間は貴重ですが、働くことによってその時間が減ってしまい残念ですよね。

 子供は日々成長して色々なことが出来るようになっていきます。初めてできた瞬間を見ると成長を感じてとてもうれしくなりますが、初めての瞬間が保育園でのことが多くなり、気づいたらできるようになっていたということも多いです。

預けるのが心配

 昔から保育園や幼稚園に預けた子供がなくなってしまうというニュースは後を絶ちません。

 「夏の暑い日に送迎バスで寝ていて置き去りにされてしまった」

 「食べ物をのどに詰まらせてしまう」

 「うつ伏せで長時間放置されてしまった」

 「保育士が目を離したすきにプールでおぼれてしまう」

 毎年のように事故のニュースを見ていると保育園に子供を預ける親としては不安になりますよね。

 保育園に預けるのは不安だけど、仕事もあるし預ける以外の選択肢はないという方は、保育園選びをしっかりとすることで不安を減らすことが出来ます。

 保育園の入園前には見学をすることが出来ます。見学に行くとわかりますが、保育園によって先生の様子や園の設備、保育の様子が全然違います

 私が子供を保育園に入れるために見学したときも、「この保育園はちょっと・・」という園がいくつもありました。必ずしも希望した園に入れるとは限りませんが、この保育園であれば安心して預けられるという園を見つけて申し込むだけで心配は大分減らせますと思います。

病気にかかりやすい

 保育園に通うようになると頻繁に風邪をひきやすくなります。

 これは、風邪に対する抵抗力が弱いことや今まで家で過ごしてきて免疫がないこと、保育園では子供同士の距離が近いことなどが原因です。

 また、子供が保育園で風邪をもらってくると大人もかかって一家全員ダウンしてしまうこともあります。

 保育園に通うようになったら手洗いうがい、消毒なども今まで以上に気を付けることをお勧めします。

保育料が高額

 公立保育園、認可保育園の場合には3~5歳児については保育料が無料ですが、0~2歳児においては親の世帯年収によって保育料が発生します。

 保育料は自治体によって異なりますが、参考としてさいたま市の例は下記のとおりです。

子ども・子育て支援新制度における利用者負担額をもとに作成

※多子世帯の場合は、第2子は半額、第3子は無料になります。

 料金の算定基準が市民税となっていますが、市民税は住民税の一部で約6割の金額です。なお、世帯年収が800~1,000万円であれば55,000~60,000円程になると思われます。

 このように世帯年収が多いほど保育料の負担が大きくなるため、「保育料が原因で家計が苦しくなる。。」ということもあり得えます。

 保育園に通う前にいくら保育料がかかるのかを確認して、家計が苦しくなりそうだったら通信費用や食費を見直すなどして生活を改善することをお勧めします。

 

 ここまで保育園のメリット・デメリットを見てきましたが、続いて自宅保育のメリット・デメリットについて確認していきます。

自宅保育のメリット

子供を預ける不安がない

 いくら見学しても保育園に子供をあずけるのは抵抗があるという方もいらっしゃると思います。自宅で保育するならば自分の目で安全を確認できるので安心できます。

子供と触れ合える時間が長い

 保育園に標準保育時間預けると1日11時間子供と過ごす時間が減ります。子供と触れ合うことが出来るのは小さいときだけなので、子供との時間を長く取りたいのであれば自宅保育の方が良いでしょう。

保育料がかからない

 保育園に通わないので、当然保育料もかかりません。

 先ほどのさいたま市の例では最も高い保育料は月額72,800円ですので、年額で約87万円にもなります。

 パートナーの収入が多く自分の収入が少ない場合には、せっかく保育園に通わせても手元にほとんど残らないという場合もあります。

 そのような場合は、保育園に通わせるメリットもあまりないため、自宅保育の方が良いかもしれません。

自宅保育のデメリット

保育の負担が大きい

 自宅保育の場合には常に子供を見守る必要があるため、負担が大きくなりがちです。特に、パートナーの仕事が忙しく、ワンオペ状態になると精神的につらくなることもあります。

 子供は可愛いですが、言うことをなかなか聞いてくれなかったり、スケジュール通りに行動的なかったりするとストレスが溜まってしまうこともあります。

 保育に限界を感じたら自治体の保育センターでの一時預かりなども活用して適度にストレスを解消することをお勧めします。

 また、家事代行サービスなども使用する事で負担を減らすこともできます。

金銭的に不安定になる

 保育園に預けないと働くことが難しいのでパートナーだけの収入に頼ることになりますので、世帯収入が減り、将来の蓄えがしにくくなります。

 また、ずっと働ければよいですが、病気やケガをしたり、あるいは何らかの原因で離婚することもあり得ます。

 資産が十分あればよいですが、将来的なことを考えれば共働きを継続して貯められるときにお金を貯めた方が良いとも思われます。

まとめ

 保育園に預けるとお金がかかったり、子供と触れ合える時間が短くなったり安全面が不安だったりと色々ありますが、子供を将来金銭的に不安定にさせないためには保育園に預けてお金を稼ぐことをお勧めします。

 とはいえ、それぞれの家庭で事情は色々あるでしょうから、パートナーと話し合って決めることをお勧めします。

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