「今は仕事が忙しくて、子供との時間が取れないけどしょうがない」「またそのうち時間をとって家族サービスをしよう」そう思っていませんか?
確かに、事故や病気がなければ子供は自分よりも長く生きるので、子供との時間は多くあるように思えます。しかし、子供と一緒に遊んだり、旅行などに行って思い出を作ったりできる時間というのは思っているよりも少ないです。今回は、子供と過ごせる時間がどのくらいなのかご紹介したいと思います。
皆さんはあとどのくらい時間があると思いますか?
子供と過ごせる時間は7年6カ月以下!
子供と一緒に過ごすことが出来る時間は、年数に直すと下記のとおりです。
母親: 約7年6カ月
父親: 約3年4カ月
これは、2017年に放送されたNHKのバラエティー番組の「チコちゃんに叱られる」で紹介されていたものです。父親の方が時間が短いのは仕事で育児をする時間が少ないことと、寿命が女性よりも短いことによるものです。母親の方が長いとはいえ、思っているよりも短かったのではないでしょうか?
一緒に過ごせる時間は小学校を卒業するまでで55%終了!
一緒に過ごせる時間は子供の年齢によって大きく変わってきます。
幼稚園に入園(~3歳になるまで)で18%終了
子供が赤ちゃんの頃はつきっきりでお世話しますから、このころが一番一緒にいることが出来ます。そして、子供が歩けるようになり、トイレに行けるようになり、自分でできることが増えていくにしたがってどんどん時間が減っていくと思われます。そして、幼稚園に入る3歳になる頃には、一緒に過ごせる時間の18%が終了します。
幼稚園を卒園(~6歳になるまで)で32%終了
子供が幼稚園に通っている間は送り迎えも親がしますし、食事やお風呂に入ったりなど一緒にいられる時間はそれなりにあります。幼稚園を卒園する頃には一緒に過ごせる時間の約1/3の32%が終了します。
小学校を卒業(~12歳)で55%終了
子供が小学生になると子供一人で登下校するようになりますし、放課後も親ではなく友達と遊んですごすことも多くなります。また、習い事をしていればもっと一緒にいる時間は減っていきます。小学校を卒業するころには一緒に過ごせる時間の半分の55%が終了します。
高校を卒業すると73%が終了
小学生が終わり、中学校、高校を卒業するころになると一緒に過ごせる時間はほぼほぼ終わりに近づいてきます。高校を卒業すると同時に親元を離れるとすると、一緒に過ごせる時間の73%は終了します。親元を離れて遠方に引っ越してしまうと後は、年末年始やゴールデンウィークやお盆などで帰省するくらいになってしまいます。
高校卒業後も、大学・社会人と実家で過ごす人の場合は一緒に過ごせる時間はもっと長くなりますが、いずれにせよ思っていたよりも短いのではないでしょうか。
子供と過ごせる時間を増やすには
この数字を見ると「子供と過ごせる時間をもっと増やしたい!」そう思う方も多いのではないでしょうか。では、増やすためにどのようなことをすればよいのでしょうか。
だらだらスマホをいじる時間を減らす
家に帰ると、特にやることもないのについついスマホをいじってしまう方も多いのではないでしょうか。現代人のスマホをいじる時間は2~3時間程度であるといわれています。用事がなければスマホをいじる癖は今日からなくしましょう。スマホをいじる代わりに子供と遊んで大切な時間を過ごすことをお勧めします。
育児休業を取得する
育児のためにはお金がかかるので仕事はやめられない方が多いかと思います。しかし、子供と一緒に過ごせる時間の大半が幼稚園に入園するまでです。育休を取得することで子供の成長を間近で見ることが出来ます。「昨日までできなかったことが今日は出来ている」そんな光景を見ると、子供の成長がうれしく、とても幸せな気持ちになります。
育休中は給料が支払われないため、育児休業給付金のみが収入となります。通常の給料よりも減ってしまいますが、子供と過ごせるのは今だけです!もし、家計に問題がないのであれば、育休取得をぜひおすすめします!(特に男性の方!)
どのくらいの収入になるかはこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
転職する
全国各地に支店があり、転勤が頻繁にある会社もあると思います。その場合、子供の生活環境を変えないために、単身赴任をしなければならないことも。。単身赴任になると家族と会えるのが月に1回だったり、会社の場所によっては年に1~2回になってしまうこともあります。
子供が小さいうちに単身赴任するとただでさえ短い時間が、さらに短くなってしまいます。どうしても今の会社でないといけない理由がないときは転職するのも選択肢の一つです。
まとめ
子供と過ごせる時間は思っているよりも短いです。家族のために仕事を頑張ってお金を稼ぐことは大切ですが、家族と過ごせる時間は今しかありません。一緒に過ごせる時間が短いということを常に頭に入れて、無駄な時間を過ごすことなく、今を大切にしましょう。
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