災害時に必要なもの【赤ちゃんを守るために】

災害時に必要なもの。日ごろの備えで赤ちゃんを守ろう 生活

 地震、水害、火災などの災害は突然発生します。日常でも赤ちゃんの世話は手間がかかるものですが、災害時などはより一層大変になります。災害時に必要なものは大人と赤ちゃんでは大きく異なります。そのため、普段からしっかりと準備しておかないと災害の時に赤ちゃんを守ることが出来ません。今回は、災害時に赤ちゃんが必要なものや普段からやっておいた方がよいことをご紹介します。

抱っこ紐に慣らしておく

 赤ちゃんによっては「ベビーカーや抱っこ紐に乗せると泣いてしまうからほとんど使っていない。。」そういうご家庭もあると思います。しかし、抱っこ紐については慣らしておいた方がよいです。災害時は道路状態が良いとは限らず、徒歩での避難が必要になる場合があります。この時に、抱っこしていると転倒した時に手を付けなかったり、避難グッズを持って逃げられない可能性があります。そのため、抱っこ紐には慣らしておくことをお勧めします。

おむつ

 おむつは普段から使用するものですが、なくなりそうになってから買いに行っていませんか?災害時ではおむつを入手することも困難ですので、普段から余裕をもって購入しておきましょう。1パックは常に未開封のおむつがあると安心です。また、使用済みのおむつを捨てる臭いが出にくい袋もあると安心です。

おしりふき

 災害時は水が十分に使えず、赤ちゃんをお風呂に入れることが出来ません。おしりふきが余分にあればおしりだけでなく全身を拭いて清潔を保つことが出来ます。おしりふきはお手拭きとしても使えますので、普段から多めに買っておくようにしましょう。

紙コップ・紙皿・スプーン

 災害時は水が十分に使えません。そのため、ミルクの授乳時に哺乳瓶を使うと哺乳瓶を洗うことができません。非常時には哺乳瓶ではなく「紙コップ」を使用してミルクを飲ませることが出来ます。また、離乳食を与える場合には使い捨て出来る紙皿・スプーンもあると便利です。

赤ちゃんのごはん

 災害時には赤ちゃんのごはんも十分に手に入れることが難しくなります。そのため、普段から災害に備えて備蓄しておくことをお勧めします。月齢によって必要なご飯は異なりますが、目安としては下記のとおりです。

液体ミルク(目安:1歳6か月まで)

 災害で母親と合流できずに父親だけで赤ちゃんの面倒を見なくてはいけないこともありますし、災害時は食料が十分でないので母乳がいつも通りに出ない可能性もあります。母乳だけで育てているので、ミルクは買っていないという家庭もあるかと思いますが、災害用品として液体ミルクを用意しておくのがよいかと思います。液体ミルクならば調乳は不要なのでお湯を沸かす必要もなく、すぐに飲ませることが出来ます。量としては1週間分を備蓄しておくと安心です。紙パックタイプと缶タイプがあり、紙パックが6カ月、缶が1年賞味期限がありますので、缶タイプを買うのをお勧めします。

 月齢の目安としては、卒乳までの1歳6カ月が目安です。ただし赤ちゃんによって卒乳時期が異なりますので、ミルク以外で栄養が十分取れていれば必要ありません。

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離乳食(目安:6カ月~1歳6カ月まで)

  個人差もありますが、生後6か月からは離乳食が始まります。災害時には赤ちゃんが食べれるような離乳食を用意できない可能性があります。そのため、ミルクと同様に非常時にも食べれるように離乳食も準備しておきましょう。食べ慣れてないご飯は食べてくれなかったり、食べたことのない食品はアレルギーが出る可能性もあります。そのため、準備する離乳食としては、普段食べていないものや食べたことのないものを避けましょう。普段から手作りと市販品の離乳食を併用して、食べ慣れさせると同時に、災害に備えて多めにストックしておくようにしましょう。

 離乳食の賞味期限はパウチされたものは1年程度、瓶詰は2年程度持つものが多いですので、普段使いしながら災害に備えるのであれば、お好きなほうどちらでもよいかと思います。

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まとめ

 赤ちゃんと出かけるのは日常でも大変ですが、災害時にはより困難になります。避難先に十分な備えがあるかわかりませんし、そもそも避難所にたどり着けるかもわかりません。そのため、大人の災害用品だけでなく、赤ちゃん用品も日ごろから供えましょう。

 赤ちゃんの安全を守れるのは親だけです。災害が起きてから後悔することのないように、十分に準備しておきましょう。


 

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